たのしい生活♪2010

京都から発信中。毎日たのしいコト探してるただのヒッピーです。2年ぶりにブログ更新中♪
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# いわゆる尺骨神経麻痺に対する肘部の手術について自分なりの見解
こんにちは、毎日尺骨神経麻痺と仲良く付き合っているかわむらです。

こちらのブログにたどり着いた方の半分くらいは「肘」「尺骨神経麻痺」などに興味のある方がおられるかと考えております。そんな患者さんに私の体験した尺骨神経麻痺に対する見解をお伝えしようと書いております。

これまでに「尺骨神経・肘・麻痺」のカテゴリーにてお書きしておりますように昨年秋にワタシは肘の手術をしました。今月で5ヶ月ですか、経過しましたがなかなか良い感じで毎日やってます。


おととしまでは、手(特に環指・小指)の痛みはあるが原因も分からず心配ばかりしながら過ごしておりました。まぁ肘から来ているということくらいは分かるのですが、どれくらい悪くなっているのか分からないという具合です。

幼少の頃に転んで左上腕骨遠位端骨折をした後遺症がワタシの尺骨神経麻痺の直接の原因です。それが10年以上も経過した20年目くらいから手の痛みを抱えるようになりました。それがずっと痛いのでは無いのです。”何か”した拍子に痛みが数時間後出てきます。
その”何か”というのもはじめは分からないのです。まず「何で手が痛いんだ?」からはじまりますので。それがちょうど7年前ですね22歳のころです。医者に聞いてみると瞬間的に「あぁ尺骨神経麻痺だよ、典型的な」らしいのです。これで初めて肘からの痛みと判明。

その年から数ヶ月のうちに1,2回そんな痛みの出る日が発症し始めました。一回痛みが出ると3,4日は痛いのです。それが数カ月おきに出ていたのがだんだんと短いスパンで出るようになり3ヶ月に一回、1ヶ月に一回、数週間に一回・・と最後(昨年夏の終わりごろ)はずっと痛い感じがしていました。子供を抱っこすることもままならないようになりツライので主治医に相談してオペをする運びとなりました。

それからは職場の調整もありオペ実現にはなかなか難航しました。同業者のヘルプの都合も付いて休暇をとることも出来てオペにこぎつけました。

しかし当初予定していました「骨きり術」はここでストップすることになります。他院へマルチスライスのCT施行にて判明したのですが上腕骨の骨折によりかなり尺骨などの成長に影響が出ていたようで肘関節の変形が顕著でした。この状態で骨きり術をしてもし骨が付かなかったときのことを考えるとリスクが大きすぎたためです。
オペをする前から肘は”おかしいなりにも”関節しているので触らないほうが良いとのことです。

この”おかしいなりにも関節している”ということですがこれは長い年月をかけて関節の落ち着く状態に持っていったということであり”形”だけ正常に戻してもはたして関節するかどうかは分からないということなのです。

ですので尺骨神経を前方にもってくる「尺骨神経前方移行術」だけ施行することになります。

オペ前1週間で超音波エコーを使用して今の尺骨神経の分布を診ていただきました。やはり関節周辺で癒着が見られるようでその部分が痺れを発症させているのだろうということです。
しかしこの時に初めて判明したのですが私の尺骨神経はもうすでに”前方に出ている”状態でした。「?」と思ったのですが確かに普通のX線写真を見てもワタシの尺骨神経溝は”無かった”です。無かったというか仮骨が出来すぎて尺骨神経溝は完全に埋まっていました。
以前より「尺骨神経溝が無いのにどこを通っているんだろうなぁ」などと人事みたいに考えていましたがやっと解決。

じゃ今回のオペは何をするのかというと「綺麗にする」ことです。癒着しまくってるんだろうということで神経を剥ぎ取ってフリーにしてやるんです。
これだけでも随分違うことは身をもって体験しました。

オペ当日。なんと風邪を引いてしまいました。この肝心なときに!しかも当日までDrには言わなかった大馬鹿者です。言えば延期は分かっていました。
だって全身麻酔は健康でないとできません。鼻水なんて言語道断。怒っておられましたが幸い局所麻酔が良く効きました。これが一番緊張しましたね。オペ自体は骨もいじらないんだし緊張しなかったのですが。伝達麻酔もバッチリ効きました。痛いのは慣れているしどれくらいの痛みかは良く知ってます。それでも局所麻酔を追加してくださったので途中からは全然痛みは無かったですね。

メスを入れるのも良く分かりましたね。す〜っと切れていくのが。「おぉ切れてるなぁ」なんて。
それでなにかプチンとはさみを入れた時に、手の先までスーとストレスがなく軽くなったのが良く分かりました。癒着部分を切ったときでしょうか。

残念なことにオペ始まって30分くらいで寝ちゃいました。次に目が覚めたのはナート(縫合)も終わっていたんじゃないかな。

2時間もかからないくらいで無事に終わり一泊して帰りました。
Drいわく「すぐに動かして切った部分を癒着しないようにガンガン動かせ」とのことで皮膚はピリピリと痛みますが職場復帰も早く(もっと休みたかったけどね)動かしてました。

傷口はだいたい7cmくらいかな。ワタシは傷口が大きかろうと小さかろうとまったく問題にもしてなかったのですが回りは「傷大きいね〜」なんて言ってましたね。そんなことよりまず「痺れがなくなること」これが第一!これを観てくださっている方もそれが大切だとお考えでしょうね。それくらいあの手の痺れは忌々しい。QOLが一番大切。傷が無いのも大切だけど機能的なことがもっと大切。

今からもしオペを予定されている方がおられたら「骨きり」は本当に慎重に覚悟してください。たまにご相談のメールをいただきます。ご自身の肘の悪さの程度と求めている予後を良く比べて”ここまで”というボーダーラインをちゃんと決めてオペに踏み切ってください。もし骨を切って"付かない”ようなことになれば最悪ですからね。人工関節に変えりゃいいじゃんなんて思っている方はとっととそのお考えを捨てなさい。
肘に関してですがインプラントは本当に「まだまだだね」ですよ。荷物をもったら抜けるかもしれないんですから。しかも可動域が少ない。人間って本当にすごいなぁとほとほと感じますよね。これだけ技術が進歩してもまだ身体に勝てないんですから。それはさておきあと20年したらきっとすごく医療は発展しています。現在でも20年前とは比較にならないくらい進んだのだから。今は神経だけいじってあと20年たったら骨もオペしたらいいじゃん。これがワタシの見解です。

オペ後は、ワタシの肘はここ5年の中で一番快適に過ごすことが出来た冬でした。ほとんど痺れることもなく、痛みも無く過ごすことが出来ました。関係者の方々に本当に感謝するばかりです。

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| - | - | 13:22 | category: 尺骨神経・肘・麻痺 |
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